「冬に海上釣堀に行く予定だけど、食い渋りで全然釣れなかった嫌だ…」そう考える方も多いと思います。
魚が食い渋るのは冬に限らないですが、一気に水温が下がりやすい冬はやはり食いが落ちやすいです。そこで今回は、冬の海上釣堀で釣果を上げるための釣り方や、エサをご紹介いたします。
目次
冬の海上釣堀とは
冬の海上釣堀は、ブリやクエなどの大物が放流されることがあるのが大きなメリットです。
ただ、冬釣りだと海面下の水温が下がりやすいので魚の活性が下がりがちなのがデメリット。また、海上だと遮るものが何もないので冷風も強く、しぶきも冷たいので防寒対策は必須です。
冬の海上釣堀で釣れる魚種
冬の海上釣堀で釣れる魚種は基本的に
- カンパチ
- ヒラマサ
- ブリ
- マダイ
- ソイ
- ハタ
などです。ただ、水温が低い冬だと、青物が少し釣れにくい傾向にありますので、カンパチやヒラマサ、ブリを狙う場合は工夫が必要です。
のちほどでご紹介する冬の海上釣堀を攻略する釣り方の部分をご覧ください。
冬の海上釣堀で釣れる魚種①カンパチ
カンパチはブリなどと比べると警戒心が高いのが特徴です。
少しでも違和感があると食い渋ることが多く、針をしっかりと隠すなど、狙う際には工夫をする必要があります。
また、かなりのパワーがありますので、それなりに大型のタックルを準備するようにしましょう。狙う層は深層がおすすめ!
冬の海上釣堀で釣れる魚種②ヒラマサ
ヒラマサはブリと同じく群れで動き回る青物です。そのため、数釣りが狙える魚種ですね。浅層を縦横無尽に泳ぎ回っているときは活性が非常に高まっているのでそのタイミングが狙い目です。
また、「表層で見えているのにぐるぐる回っているだけで釣れない・・・」なんてときはタナを底付近に変えて探ってみましょう。回遊モードになっている青物は表層から見えていたとしても釣れにくいです。
冬の海上釣堀で釣れる魚種③ブリ
ブリは青物の中でも抜群に大きい魚種でとてつもないパワーを持っているのが特徴です。
そんなブリは中層から底層をメインに泳ぎ回っていることが多いですが、捕食の際には活性が上がり表層まで上がってくることがあります。
このタイミングが狙い目ですね。ただ、冬場は水温が低いのでブリも底の方に居ついていることが多いので基本は底から順に探っていく流れがおすすめです。
冬の海上釣堀で釣れる魚種④マダイ
マダイは初心者でも釣れやすい魚種として有名ですが、冬場ではなかなか釣れてくれません。
活性が下がりやすく口を使うことが少ないからです。釣り上げるにはウキが沈んでからも飲み込むまで辛抱強く待つことが重要。
冬の海上釣堀攻略に持っていきたいエサ
冬の海上釣堀は確かに活性が下がっていますが、工夫次第では十分に釣れてくれます。その工夫の中の1つが複数のエサを持っていくことです。
- 生ミック
- 青イソメ
- 自作ささみ
- カツオの切り身
- シラサエビ
- エビのむき身
の6つを持っていくのをおすすめします。
釣れないときにエサをローテーションして使えば、その日の魚が食いつきやすいエサを引ける確率が大きくなります。基本的に魚は水温や気温、天候など様々な要因によってその日に好むエサが変わるからです。
冬の海上釣堀を攻略する釣り方①ハリスを細くする
ハリスが細いほうが魚にラインが見えづらいので違和感が少なく、食い渋りの時期には大きな効果が出ます。ただ、細いと絡みやすく糸癖が付きやすい、さらに切れやすいなどのデメリットがあるのでその点は注意する必要があります。ブリなどの青物が放流されているのを考えると、ハリスは落としても6号くらいが妥当です。
冬の海上釣堀を攻略する釣り方②針の大きさを落とす
鯛を狙う場合ですと、真鯛針の10号程度までがおススメ。青物狙いの場合はエサを針で隠したりして工夫する必要があります。針のサイズを適性よりも小さいものにするとバレる可能性が大きく上がります。
冬の海上釣堀を攻略する釣り方③仕掛けを工夫する
ウキの負荷を軽くするのが大事です。棒ウキの1号から3号がおすすめですね。また、ハリスを2mくらいにして重りの負荷も5Bくらいにするとエサの動きがスムーズになります。
冬の海上釣堀を攻略する釣り方④エサ付けやサイズを変える
エサを付ける際には、針をエサの中に隠すようにしましょう。また、エサのサイズが大きすぎるために食いつき難いという可能性も十分にあります。なかなか釣れない場合はエサのサイズを一口サイズに変えたりするようにしましょう。
冬の海上釣堀を攻略する釣り方⑤棚を下げる
冬場になると、プランクトンが浅瀬から姿を消します。その影響でプランクトンを食べるエビなどが深場へ移動し、それらをエサとする魚も深い棚へと移動する流れです。
冬の海上釣堀を攻略する釣り方⑥あわせを遅くする
活性が低くなると食い渋りが発生します。食い渋りが起きているときはウキへのアタリもはっきりとわからないことが多いです。
沈んだと思ってもすぐにエサを離すこともありますし、口先でつついているだけの時もあります。しっかりと沈みこむのを待ってからアワセをするようにしましょう。
まとめ
今回は冬の海上釣堀でのエサや釣るコツをご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか?冬の海上釣堀は活性が低くなかなか釣れませんが、工夫を凝らしながら丁寧に拾い釣りをしていくと決して釣れないことはありません。ぜひ今週末、冬の海上釣堀に出かけてみてはいかがでしょうか?