釣り堀の一種として、「海上釣り堀」というものが存在します。
あまり知名度は高くありませんが、とても魅力的な釣り場で、多くの人から親しまれています。
中には「海上釣り堀でしか、釣りをしない」という人も存在するくらいです。
本記事では海上釣り堀のシステムやルール、釣り上げられる魚の種類について解説します。
目次
海上釣り堀ってどんなところ?
海上釣り堀は2タイプ
海上釣り堀とは、一言で言えば「海に作られた釣り堀」です。
手軽に珍しい魚や高級魚を釣れるのが魅力で、とても魅力的な釣り堀として知られています。
海中で「いけす」を敷設して、その上に釣り場があるという構造です。
海上釣り堀には、大きく分けてふたつのタイプがあり、陸続きになっていて、歩いて入場できる「桟橋型」船などでアクセスする「渡船型」の二種類が存在します。
海上釣り堀の平均価格
海上釣り堀の平均的な価格は、
大人:10,000円〜15,000円/1日
女性:子供5,000円〜10,000円/1日となっています。
ただし海上釣り堀によって異なる部分もあるので、ホームページ等で事前確認しておきましょう。
釣堀紀州の釣り放題の価格
釣堀紀州の料金をご紹介します。
男性(中学生以上)13,750円(税込)
女性(中学生以上)10,450円(税込)
子供(小学生以下)6,050円(税込) となっております。時間は目安 朝8時~ 5時間です。
海上釣り堀の流れとルール
海上釣り堀は、独特な決まりごとが存在する施設です。
流れとルールにしたがって、楽しく釣りを楽しみましょう。
海上釣り堀を利用する流れは、おおむね以下のとおりです。
・基本的には予約制なので、電話かネット予約で予約を取る
・ホームページで集合時間や集合場所を確認しておく
・現地に到着して受付、および料金を支払う
・何かをレンタルする場合は申し出る
・一般予約の場合、釣座(釣りをする位置)を「くじびき」で決める
・合図が出たら釣りを開始する
・営業時間を迎える、または桟橋型の釣り堀では「自分の判断で引き上げた」場合、釣りは終了。
海上釣り堀における、基本的なルール
海上釣り堀には、さまざまなルールが存在します。
中にはかなり特殊なルールもあるので、確認しておきましょう。
・激しく動く魚(青魚など)がヒットしたら、「青です!」と宣言する
(周りが釣り糸を引き揚げてくれる)
・一般予約の場合、一度決められた釣座から移動してはいけない
・撒き餌を使ってはいけない
・渡船型の場合や子供は、かならずライフジャケットを着用する
・一度に使える釣竿は1本まで(複数の釣竿を用意して使い分けるのは可)
・トイレは所定の場所を利用する
・ペットを連れ込んではいけない
・活き餌を使う場合は、オモリで他の利用者の糸に絡まないようにする
などというように海上釣り堀は、さまざまなルールが設けられています。ルールを守って、楽しく釣りを楽しみましょう。
また上記のルールは、あくまでも一例です。施設ごとのルールは、利用前にかならず確認しておきましょう。
海上釣り堀で釣れる魚の種類と釣り方を紹介
海上釣り堀では、以下のような魚を釣ることが可能です。中には普段は釣るチャンスが訪れない高級魚も。
真鯛
タナ:底から2m以内 好む餌:ダンゴ
真鯛は、海上釣り堀の看板とも言える存在。エサは誰でも使いやすいダンゴがベスト。
シマアジ
好む餌:シラサエビやダンゴなど
青魚の中では、もっとも高価な部類に入るシマアジ。鮮度が高いものはなかなか手に入らないので、もし釣れたなら刺身で食べたいところです。
カンパチ
好む餌:活き餌
脂が乗っていながらも、コリッとした食感を持つカンパチ。活き餌を使うと、特に大物がヒットしやすいと言われています。
ヒラメ
好む餌:アジ・マイワシなど
白身魚の中では最高級とされるヒラメ。吊り上げる難易度はやや高いですが、トライしてみたいところです。
イサキ
好む餌:イソメなど
淡白な味で、どんな調理法でも美味しいイサキ。群生を成す魚なので、そのチャンスは逃さないようにしましょう。
クエ
好む餌:キビナゴなど
超高級魚、クエを釣りあげるチャンスもあります。釣り上げるのは相当難しいでしょうが、もし釣れたら大成功と言えるでしょう。
ブリ
好む餌:活き餌全般
脂が乗って美味しいブリも、海上釣り堀では狙い目です。特に寒ブリの味は極上です。
イシダイ
好む餌:活き餌全般
あっさりとしていて飽きのこないイシダイ。刺身や寿司で食べるのがおすすめです。
ハマチ
好む餌:アジ、イワシなど
確かな歯応えと、さっぱりとした味わいのハマチ。釣り上げる難易度も、さほど高くはありません。
クロソイ
好む餌:イワシ、きびなごなど
白身でさっぱりしつつも、グッとくる旨味が特徴のクロソイ。
マハタ
好む餌:サバ、アジなど
引き締まった身と、確かな歯応えが特徴。特に夏場はヒットしやすく、初心者にも大きなチャンスがあります。
ヒラマサ
好む餌:活き餌全般
ブリのように、脂が乗っていてまろやかな味わいのヒラマサ。日本海側だと、かなり釣りやすいようです.
まとめ
海上釣り堀は、単なる海釣りとはまた違った魅力を持った釣り場です。その奥深さと楽しさは、多くのフィッシャーをとりこにしています。
普段目にすることのない高級魚を釣り上げるチャンスもあり、非常に魅力的な存在と言えるでしょう。
ぜひとも一度、海上釣り堀での釣りを経験したもらいたいところです。
ただし海上釣り堀にはさまざまなローカルルールがある点に注意。 ルールを守って、楽しく釣りに取り組みましょう。