「海上釣堀ではタナ取りが大事」そう知ったはいいですが、肝心のイメージがあまりわかないという方は多いのではないでしょうか?
確かに、海上釣堀ではタナ取りが非常に重要です。
しかし、やってみると意外とわかると思いますが、かなり難しいです。
そこで今回は、初心者の方でもわかるように、海上釣堀でのタナ取りの方法をご紹介いたします。
目次
タナ取りってなに?
タナ取りとは、エサを狙った層に投入するための作業です。
当たり前の話ですが、釣りは魚のいるところに餌を流さなければ絶対に釣れてくれません。
つまり、釣果を上げるにはこのようなタナ取りが非常に重要という訳です。
さらに、海上釣堀では一定の魚種が放流されているため、ある程度生息しているタナを推測できるメリットがあります。
なので、このメリットを生かせば十分海上釣堀で釣果を挙げれるという訳です。
海上釣堀でのタナ取りから取り込みまで
まず、タナ取りの手順を説明いたします。
しかし、例がないとわかりづらいと思うので、例として、海上釣掘で最もポピュラーな真鯛。
この魚種が釣れやすい、「底から30㎝ほどのタナ」を取るための手順を説明いたします。
海上釣堀でのタナ取りの手順は、
- タナ取り用のオモリをセットする
- 仕掛けを水中に入れる
- 徐々にラインを出していく
- ウキが沈むよう、ある程度浅い状態からタナ取り仕掛けを着底させる
- ウキが水面下30㎝ほど沈むようになるまでウキ止め糸を調整する。
次は取込みまでの流れをご紹介します。
- 魚がヒットして走り出す
- 走り出す方向の逆方向に竿を起こし、ラインをたるませないように竿を下げながら、巻き取る
- 竿を右端まで振り切ったら、大きく八の字を描いて魚を方向転換させる
- 左端まで振り切ったら4と同じ手順で方向転換させる
- 4,5を繰り返すと魚の抵抗が弱まる
- ある程度手前まで来たら竿を立てて魚を寄せる
- タモで掬う
この流れだとスムーズに取込みができますよ!特に重要なのは6です。方向転換を繰り返して魚を弱らせなければ、手前で暴れまわりバレる可能性が大きく上がります。
なので、しっかり弱らせる必要があります。また、方向転換の際に魚の進行方向と逆に竿を振ると、合わせにもなります。
海上釣堀のタナ取りに必要な道具は?
海上釣堀でのタナ取りには、タナ取り用のオモリが必要です。基本的には市販のもので大丈夫です。できれば針をひっかけやすいようなゴム付きの重りがおすすめですね。
また、海上釣堀ではタックルをレンタルできるのですが、そのタイプのタックルはすでにタナ取りをしてある状態のものが多いので、タナ取りが面倒だという方は、そちらを使ってみるります。
海上釣堀でのタナ取りのコツ
上記に示したやりかたでもタナ取りはできますが、より釣果を上げるためのタナ取りのコツを3つご紹介いたします。
海上釣堀でのタナ取りのコツ1:まんべんなく探る
海上釣堀での1つ目のコツはまんべんなく探ることです。真鯛は底の方、青物は中層から下層にかけて釣れやすいなどの傾向はありますが、その日によって、潮の流れや時間帯によって釣れるタナが変わります。
そのため、あきらめずにどの層もまんべんなく探るようにしましょう。層の探り具合は1mほどずつ変えていくようにしましょう。
大体の海上釣堀では10mが水深ですので、それを目安にタナを調整していきましょう。調整方法はタナ取りの手順5の際の水面下30㎝を調整していけばいいだけです。
海上釣堀でのタナ取りのコツ2:底の方から探っていく
海上釣堀での2つ目のタナ取りのコツは底の方から探っていくという点です。そうすることで、効率的にタナを探ることができます。
初めはマダイのタナである底から30cm。それから徐々にタナを上げていきましょう。放流後は特に釣れやすいのであまりタナに関係なく釣れます。なので、順にしっかりと探っていくようにしましょう。
海上釣堀でのタナ取りのコツ3:タナを常に一緒にしておかない
海上釣堀での3つ目のタナ取りのコツはタナを常に一緒にしておかないという点です。
よりかみ砕いて言うのなら、ポイントを変えたら再度タナを探るようにする、ということです。
釣果UPを目指すなら、タナは一番大切!という事を念頭に、探っていきましょう。
まとめ
今回は、海上釣堀でのタナ取りの方法をご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか?
海上釣堀では決まった魚種が放流してあるので、その魚種がいやすいタナを知り、そしてそのタナに仕掛けを投入することで、効率よく釣果を上げることができます。
ぜひ今週末、爆釣目指して海上釣堀に出かけてみてはいかがでしょうか?
釣堀紀州のタナについてはこちらのYouTubeで詳しく解説していますので是非参考にしてみてください。