海上釣り堀は、初心者でも気楽に行ける釣り場です。希少な魚や大物を吊りあげられるチャンスがあり、とても魅力的な環境が備わっています。
とはいえ、初心者の場合は、「海上釣り堀がどんな場所かイメージできない」「何を持っていけばいいかわからない」という部分もあるでしょう。 本記事では、海上釣り堀の概要や、レンタルできる釣り道具について解説します。
目次
海上釣り堀へ行こう!道具持ってないけどレンタルは可能?
まずは、海上釣り堀のことを簡単におさえておきましょう。下記では、概要や料金などについて解説します。
海上釣り堀ってどんなところ?
海上釣り堀とは、一言で言えば「海の上に作られた釣り堀」のことです。
陸上の釣り堀と同じく「イケス」があり、そこにいる魚を釣り上げます。もちろん、釣れるのは海の魚。
タイやクエなど、普段はそうそう出会わない希少魚を釣ることも可能です。自分で海へ行って釣りをするのは、なかなか難しいもの。
なぜなら、釣り道具をそろえる、場所を探すなど、初心者にはたいへんなことばかりだからです。しかし海上釣り堀なら、釣り道具はレンタルしつつ、気楽に海釣りが楽しめます。
料金はいくらくらい?
料金については、おおむね以下のような相場となっています。
男性(中学生以上):10,000円〜13,000円
女性(中学生):8,000円~10,000円
子供(小学生以下):5,000円〜7,000円
見学:1,000円前後
道具はどうするの?
道具については、私有しているものがあれば、当然持ち込んでOK。
ただし、海上釣り堀ごとで「使ってはいけない道具」などが設定されている場合もあるので、注意しましょう。
「釣り道具なんて持ってないぞ」、という人でも大丈夫です。先ほども少し触れましたが、海上釣り堀では、必要な釣り道具をほとんどレンタルが可能です。
初心者の方はレンタルで借りて、安心して釣りが楽しめるのが海上釣り堀の魅力でもあります。
マナーは?
注意したいのは、やはり「マナー」の部分です。
海上釣り堀には、独特なマナーが存在します。
利用者全員がマナーを理解して実践することで、海上釣り堀は成り立っているのです。
たとえば、
竿を使っていいのは1本だけ(取り替えるのはOK)
基本的に撒き餌は禁止
決められた釣座を変えてはいけないetc…
など、さまざまなマナーがあります。マナー(ルール)は、利用開始前に係員から解説されるの事前にホームページなどで確認したり、現地で係の方にしっかりと聞いておきましょう。
海上釣り堀でレンタルできるものって?
まずは、レンタルできるものについて確認しておきましょう。
必要なものはほとんどレンタル可能と言ってもいいでしょう。
竿(替え針1つ付き)
まず、竿は借りられるので安心してください。
この日のために(それなりに高価な)釣竿を買って持ち込む必要はありません。また、竿と一緒に交換用の「針」も、一つかふたつは貸してもらえるケースが多いので確認しておきましょう。
ちなみに、竿はある程度「海上釣り堀向け」に調整されたものです。よってレンタルした竿であれば、まとまった釣果を挙げやすいでしょう。
貸し竿セット(貸し竿と貸し椅子に餌などつき)
また、「貸し竿セット」というものを提供しているケースもあります。
要するに「海上釣り堀で必要なものを全部詰め込んだパック」みたいなものですね。貸し竿セットがあれば、何不自由なく海上釣り堀でのフィッシングを楽しめるでしょう。
イス
イスは、海上釣り堀では必要となるものなので、レンタルできるようになっています。椅子がない場合はクーラーボックスに椅子替わりに使う方法もあります。
パラソル(夏場)
夏場の釣りの大敵は日差し。そんなときにあれば便利なのがパラソルです。海上釣り堀には、日差しをさえぎる物がないので一日中、陽を浴びることになります。
パラソルがあれば熱中症対策にもなりますし、朝から長い時間釣りをするので疲れ方も違ってくるでしょう。
無料レンタル(タモ・スカリ・ライフジャケット)
上記までは有料レンタルであることが大半です。
しかし、タモ※1やスカリ※2などは、無料でレンタルできます。
ライフジャケットについては、船で釣り場(釣堀生け簀)にいく場合、レンタルというよりも、「絶対に着けてください」と言われるはずです。少し暑苦しいかも知れませんが、特に子供さんはライフジャケットがないとたいへん危険なので、かならず装着しましょう。
魚を釣り上げたあと、針を外すハサミやニッパーなど、多少の小物もたいていは貸してもらえたりもしますが、数に限りがあるので、100均などでも良いので手に入れて持参しましょう。
※1. 仕掛けにかかって、水面へ出てきた魚をすくう網。
※2 釣った魚を一時的に保存しておく網。
まとめ
海上釣り堀は、誰でも楽しめるように、レンタル制度を充実させています。初心者の方はレンタルを確認しましょう。
また、タモやスカリなど、魚をキープするために使う道具は、無料でレンタルできます。
釣りに必要不可欠な竿ですが、まずは初心者の方はレンタルしたほうがよいかも知れません。自力で「竿を海上釣り堀用」に調整するのは、初心者にとっては難しいもの。しかし、レンタルできる竿は海上釣り堀で釣れやすいように調整されているので、安心して利用できます。
というように海上釣り堀は気楽に楽しめるスポットですが、独特のマナーを知っておくことは必要です。マナーを守って、海上釣り堀で楽しくフィッシングを楽しみましょう。